くだくだ疲れてる時は十全大補湯を飲みましょう
陰陽のバランスをとり、全てを補うという意味あいを持つ十全大補湯。
慢性的な疲労や、術後の回復、免疫増強などに強力に効く漢方ですが、あまり知らない方も多いのではないでしょうか。
この十全大補湯に入る漢方ですが、名前からすれば10種類と思いがちですが、実は10種類ではなく、12種類が入ります。
十全大補湯は八物湯(8種類)に黄耆、生姜、桂皮、大棗が入ります。
八物湯とは四君子湯に四物湯を合わせたものになります。
四君子湯には人参、白朮、茯苓、甘草が入っていて、漢方処方で最も基本的な補気剤であり、多くの補気剤のベースになっています。
四物湯には当帰、芍薬、川芎、地黄が入っていて、漢方処方では代表的な補血剤であり、血を補うつづ、血を巡らす作用も持っています。
また最近の研究では6ヶ月の服用により、抗腫瘍作用も認められている研究結果も増えていて、がん細胞の新生血管の抑制作用も研究されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/59/7/59_355/_article/-char/ja
韓国では伝統茶を取り入れてるカフェや漢方医院などで良くなじみがあるものなんですが、日本ではあまり知られてない気がします。
くだくだで疲れてしまって、体力や気力を補いたい時に幅広い方にすすめたい漢方のひとつです。
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