香ばしすぎるポテトチップスは危ないかも?!
フライドポテト、ポテトチップスなどに含まれるアクリルアミドは動物実験から「遺伝毒性のある発がん物質」と判断されています。
世界保健機構(WHO)の下部組織の国際がん研究センター(IARC)では、このアクリルアミドを「人に対しておそらく発癌性がある物質」(グループ2A)として評価しています。
食品安全委員会の調べよると、食品中に含まれる日本人の平均的な摂取量は、0.240μg/kg体重/日でした。
食品中に含まれている割合は、
野菜炒めやフライドポテトなど、高温で調理した野菜が56%、
高温で煎って作るコーヒーや麦茶など、お茶や飲料水からの摂取は17%、
ポテトチップスやおせんべいなどのお菓子からが16%。パンで5%ほどを示しています。
アクリルアミドは、食品中のアスパラギンと還元糖が、120℃以上の温度で揚げたり、炒めたりされることで生成されます。
なので、もしポテトチップスやポテトフライを揚げるんなら、
できるだけ、120度以下の低温度でじっくり揚げたほうが、アクリルアミドは出来にくいと思います。
実際にEUでは2018年4月から、このアクリルアミドの食品の含流量について世界で始めて、法的規制を行っています。
韓国でも食薬庁でポテトスナックに対するアクリルアミドを1ppm以下にするようにモニターすることによって、改善が見られています。
日本でも健康被害に対しての認識はあるものの、まだ気をつけていらっしゃる方は少ないのかも知れません。
少し茶色くなったホテトチップス、香ばしくてとても美味しいものですが、みんなのヘルシー志向がより強くなると、規制の方向に傾くのかも知れませんね。
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